▼ WPの本文 ▼
オシャレな人はどんなブランドのどんな眼鏡を愛用しているんだろう。今回は定番人気のセルフレーム以外のデザインをピックアップ。プレスやエディターなど愛用者4人のコメントもチェックして。
1.MYKITA × PARK SEO-BOのメガネ


ドイツ発のマイキータと、晩年まで同ブランドを愛用していたアーティストのパク・ソボによるコラボメガネが333本限定で登場。代表作である韓国単色画の「エクリチュール」から引用された色使いがアクセントになり、小ぶりなラウンドフレームとグラフィカルなシェイプがアーティスティックな雰囲気。マイキータお得意の、ネジを一切使用せずに極薄の素材で設計された、軽いかけ心地も魅力。

「普段使いのしやすいミニマルなデザインがお気に入り。フォーマルからカジュアルまで馴染みつつ、独特の配色がスタイリングにひとクセ加えてくれます。アーティストのバックボーンを感じながらファッションを楽しめるのも嬉しい!」

PRED PR
丸山圭太 さん
好感度なアイテムを取り扱うPREDの若きPR。カジュアルかつエフォートレスなスタイリングが注目を集める。
2.ジョルジオアルマーニの
リムレスメガネ


昨年のベストバイをもし聞かれたら、間違いなくこのリムレスメガネと答えます。一昨年くらいからリムレスメガネが欲しくてずっと探していましたが、流行ブランドのものはレンズが大きかったり装飾が派手なものが多く、かっこいいけど少しチャラくなる気がしてなかなか買えずにいました。そんな中、よく通っているお気に入りのヴィンテージショップ「エレメンツ」で見つけたこちらはおじいちゃんのようなレトロ感とブランドの上品さが共存していて、試着して即購入。それからというものリアルに二日に一回はかけてます。


僕は首周りがスッキリした服にアクセサリーを合わせるのが好きなのですが、このメガネは「何か物足りないな」と思った時に大活躍。これを使って組んだ私服の動画をSNSにアップしたところたくさん再生されて、特にメガネへの反応も多く寄せられました。リアルでもコメントでも色んな人から「どこの?」と聞かれますが、「ヴィンテージなので簡単に手に入らなくてごめん…」と思いながらいつも答えています。質問がかなり多かったこともあってどこかでこの眼鏡について語りたいと思っていたので、この企画で執筆できて嬉しいです。

”リムレス=縁がない”メガネは世の中の一大トレンド。だからこそ、何を身につけて個性を出すかがとても重要だと思います。スクエアタイプのものはもう定番になりつつありますが、ラウンド型でリムレスって意外とまだ被らないのでは…?ラウンド型でべっこうの縁ありメガネは「Miu Miu」のものが流行っていましたね。スクエアのリムレス、縁ありのラウンド…と来たら次はラウンドのリムレスが流行ると思いませんか?まだ流行りきっていない(はず)のラウンド型リムレスだからこそみんなの目にも留まりやすかったのかなと。

このメガネの魅力は細部へのこだわり。これは今回写真を撮ってもらって初めて気付いたことですが、なんと鼻あての金具の裏にも「GA」のロゴが!これを知ってますますお気に入りになりました。また、丸みがあって少しマットに仕上がっている金具や、ネジで取り付けられているのが分かりやすい”完成の一個手前”のようなデザインも魅力的です。
ここまで半年間溜まっていたこのメガネへの愛をようやく語ることができて満足です。また更なる魅力を発見したら「アルマーニのリムレスメガネ vol.2」を書こうかな。
3.MYKITAのメガネ「AKI」


ドイツのメガネブランド、マイキータ。惜しまれながらも廃盤となったモデル「AKI」が日本限定で復刻。3mmの華奢なテンプルや曲線のなめらかなフレーム、ネジを使わない設計と、細部までマイキータらしくミニマルで繊細だ。軽いかけ心地とさりげないツヤ感が、春の軽快な雰囲気と知的さを両立してくれる。

「主張しすぎないデザインがどんな服装にも馴染んでくれるのでありがたい。スタイリングはカジュアルに振り切ってメガネで知的な要素をプラスする。そのメリハリを楽しみたいです」

PRED PR
丸山圭太 さん
好感度なアイテムを取り扱うPREDの若きPR。カジュアルかつエフォートレスなスタイリングが注目を集める。
4.ジェントルモンスターのメガネ

昨年は、仕事とプライベートあわせて10回ほどソウルへ行きました。ほぼ毎月行っていた計算になります。でも、よく渡韓する皆さんはご存じかと思いますが、トレンドの移り変わりのスピードが速いソウルという街は、たった1か月の違いでも、前回来たときにはなかったショップができている…とか、もう一度来たかったカフェがない…なんてことはザラです。
そんな中でもずっと人気、そして次々と面白い打ち出しをしていて飽きない、誰もが知るブランドといえば『Gentle Monster(ジェントルモンスター)』。

昨年の日本上陸も記憶に新しいですが、私が最初にカロスキルのショップを訪れたのは、2019年。出張でソウルに滞在していた際、現地の韓国人コーディネーターさんに「面白いアイウェアショップがあるよ!」と教えてもらったのがきっかけでした。「なにここ!? ギャラリー?」と見まごうほどの斬新な店内ディスプレイ、遊び心にあふれたデザインのアイウェアたち。階段をのぼってものぼっても続くショーケースに心が躍りました。“さすがに今回はもういいか…”と思っても、ついつい覗いてしまう。そして店内に足を踏み入れたら最後、“ま、アイウェアなんていくつあってもいいもんね!” と買ってしまう魅力、いや魔力があります(笑)。

もう完全に振り切ったド派手アイウェアや、印象的なコラボアイテムなどが並ぶ中では、程よく個性はありつつも、比較的使いやすいデザインではないでしょうか。

めがねのほうは、レンズも大きすぎず小さすぎずの、ちょうどいい“丸メガネ”という感じですが、リムがサイドにいくにつれて太くなっていたり、くいっとブリッジが高めだったりと、ディテールのデザインが気に入って買いました。あとはやっぱり、ゴールドフレームって華やか! トラッドな着こなしに合わせると、生真面目さの中にちょっとした余裕が生まれます。

アイウェアは自分の顔や頭部の形に合わせて選ぶのがもちろん大事だとは思うものの、ジェントルモンスターのアイウェアに関しては、“ブリッジ幅が…テンプルの長さが…”と細かいことを気にせず、感覚的に選ぶのが吉!と思います。

現地でのうかれたテンションで買って、家に帰ってから“あ、あれ…普段使いは無理かな…”となったものもありますが(笑)、付属のケースもいつも可愛いし、“似合わなくてもいいから欲しい!だってデザインが可愛すぎるんだもん!!”という気持ちにさせてくれます。
そんなアイテムにあふれるジェントルモンスターの、今後の展開に期待大です!
Photos:Yoshio Kato Stylist:Asaka Toda Composition&Text:Takako Nagai

▲ WPの本文 ▲