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伝統技術で作られた服、環境にやさしい服、農業をコンセプトにした服など、今気になるのは語れるストーリーがあるアイテム。ブランドやメーカーごとの生産背景や実際の取り組みについて学んで、さらにファッションを楽しもう!
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アール
古着のボディを使った
ユニークなタイダイ染め

着なくなった衣類を回収し、丁寧に選定。質のいいボディを使用し、オリジナルの染色で生まれたユニークなタイダイ柄が魅力のニット。ニット¥19,800/アール

同じシルエットのパーカを使用して、違うポイントに染色を施したシリーズ。骨のようなデザインから、「レントゲンパーカ」と名づけられている。パーカ(各)¥16,500(すべてアール×ラスタファリディム)/アール
目利きの業界人たちから熱い視線を集めるブランド
オリジナリティのあるタイダイ染めがスタイリストやデザイナーたちから支持を集めている、アール。古着のボディを使用しながら、1点ずつ手作業で染める生産工程は環境にもやさしい。都内のセレクトショップの元名物バイヤーで、今はアーティストとして活躍する畑野駿さんが主宰しており、海と山に囲まれたアトリエ兼自宅は、自身で染色した布などで彩られている。

「きっかけはバイヤー時代、フリーマーケットへの出店に誘われたこと。着なくなった服を遊びで染めて、販売してみるとファッション業界の友人たちからウケたんです。これは面白いプロダクトかもしれない、と遊び心からスタートしましたが、気づけばライフワークになっていました。こういう手を動かすようなモノ作りはすごく気持ちがいい。ラスタファリディムなど気鋭のブランドとコラボレーションしています。雨の日は外で作業ができないので潔く休日にしていて、自然の流れに従って制作をするスタイルがしっくりきます!」(アーティスト畑野さん)




大きな1枚の布をタイダイ柄に染め上げる作業工程。[1]布を折り畳んで輪ゴムで固定し、[2]たらいに入った染色液を各ポイントで浸していく。その後、太陽の下で乾燥させるとあっという間に色が変化。[3]水に浸して、染色液を十分に洗い流す。[4]輪ゴムを外し布を広げてみると、ユニークな配色のタイダイ柄が完成。この後、様々なアパレルブランドに生地が渡り、唯一無二のコレクションウエアが作られるのだそう。
Photos:Yoshio Kato(still) Yumi Yamasaki Stylist:Masashi Sho Composition & Text:Takako Nagai
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