FASHION

黒スニーカーは大人の必需品。おしゃれのプロが語るスニーカーの流儀【みんなのマイ・スニーカー Vol.21】

2023.02.02

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僕らのファッションには欠かせないアイテムである“スニーカー”。最新モデルや限定モデル、クラシックなモデルなどたくさん種類はあるけれど、結局履くものはいつも同じだったりする。おしゃれな人がリアルに愛用しているスニーカーはどんなものなのかを探る連載「みんなのマイ・スニーカー」、第21回はスタイリストの瓜坂拓海さん。

On
Cloud 5 Waterproof

１足目はスイスのパフォーマンスブランド、On（オン）の代表作であるクラウド。

ソール部分にOnの世界特許技術CloudTec®システムを搭載し、抜群のクッション性と安定性を誇る。このクラウドファイブウォータープルーフは完全防水・防風素材を使用しており、悪天候でも活躍してくれるスニーカーだ。

「個人的にこの絶妙ないなたさが好き。ランニングシューズを手掛けているブランドなので、軽くて履き心地がいいのも魅力なポイント。2022年にロエベとコラボレーションしたこともあり、履いてる人が増えてきてる印象です」。

GOOD NEWS

２足目はロンドン発のブランド、グッドニュースのキャンバスシューズだ。

初めて知る人も多いブランドだろう。このグッドニュースは、サステナビリティに重点を置いたブランドで、再利用可能なラバーソールやオーガニックコットンの素材を使用したスニーカーを展開している。

「リサイクル素材を使用していることや、後部が少し高くなっていることから、革靴のような品の良さを感じます。キャンバス素材が粗かったり、ソールがしっかりしているのもお気に入り」。

PSEUDOS × SUVSOLE × ORBIT

３足目は2020年に誕生したブランド、シュードスから、シュードス、サブソル、オービットのトリプルネームのシューズだ。

「最後に紹介するのはモカシンシューズなんですけど、他のブランドのものと比べてストリート色というか、エッジが効いてるのが特徴の一足です。ボリュームのある履き口やヒールの刺繍、アッパーにはステッチが配されているのもいい」。

お気に入りのスニーカーとして、３足とも黒いシューズを持ってきてくれた瓜坂さん。スタイリングの仕事で使うものを除くと、黒いシューズが多いという。

「自分で履くとなると圧倒的に黒いシューズが多いですね（笑）。この３足に共通することなんですけど、あまのじゃくなのか、職業柄なのか、黒のなかでもブランドやディテールに少し変化球というか、王道じゃないものに惹かれます」。

「例えば、品の良いコーディネートでも、本来なら革靴がいいのかもしれないけれど、グッドニュースのヒールのあるキャンバスシューズを合わせたり、スポーティな印象ならOn、ストリートならシュードスと、黒いシューズでも印象が異なるものを何足か持っておく。それでスタイリングを考えることが楽しい、洋服って面白いなって思ってもらえるといいですね！」

そのスニーカー、
いつもどう合わせてる？

スタイリスト瓜坂拓海は、スニーカーをいつもどう合わせてる？ — スニーカー　みんなのマイ・スニーカー　mysneakers　スタイル

瓜坂拓海／スタイリスト

Instagram：@tim1112u

DOWN VEST：SAGE NATION（セイジネーション）
KNIT：ATON（エイトン）
PANTS：HEALTH（ヘルス）
SHOES：On（オン）
CAP：COMESANDGOES（カムズアンドゴーズ）

「Onはスポーティなスニーカーなので、ナイロン素材のベストを着たり、キャップをかぶったりと、要所要所にスポーティなアイテムを取り入れてまとめています」。すべてがスポーティなアイテムでなく、ハズしのポイントとしてコーディロイパンツを合わせて、抜け感を出しているのがポイント。モノトーンにまとめられているのもいい。