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おしゃれな人は着回し上手。同じアイテムをまったく違った印象に仕上げるのが得意だ。おしゃれ男子にお気に入りのヘビロテアイテムを、どれだけ使えるか実際に着回してもらうセルフスナップ連載! 第36回は新宿に復活オープンして話題のショップ、ETS.MATERIAUX(マテリオ)のプレスとして活躍する小島 龍(こじま りょう)さん。
小島 龍さんのヘビロテアイテム
ETS.MATERIAUXのコックジャケット

「US軍のホスピタルジャケットをベースにしたコットンツイルのワークジャケットです。ヴィンテージのワークウエアで使われる、チェンジボタン仕様(金属の輪がついた取り外しできるボタン)というのも古着好きの僕にはツボで、それがモダンなルックスに落とし込まれたデザインに一目惚れでした。ヴィンテージのホスピタルジャケットはシルエットが無骨で今の服装とのバランスがとりづらいのが難点でしたが、ETS.MATERIAUXのジャケットは肩の傾斜や身幅、着丈とも整っているのでデイリーなスタイルにも難なく合われられます。存在感を発揮してくれる、インディゴの風合いも最高。ちょっと気が早いのですが、ショップやオフィスは冷房がきいているので、秋の雰囲気をまといたくてしょっちゅう着ています」
ヴィンテージワークパンツで男っぽく

「ネイビーの色あせたワークパンツは50’sのヴィンテージ。ダブルベルトハイウエストが今っぽくて、また出番が多くなっています。このパンツがETS.MATERIAUXのコックジャケットと相性抜群なんです! シャツもブルーを選んで、同系色のコーディネートに。足もとは洗練されたフォルムが魅力のレユッカスのマウンテンブーツで、アメカジに振れすぎないようにクリーンにまとめました」
セットアップはフレンチムードで

「ETS.MATERIAUXからは同素材のパンツが出ています。実際のUSホスピタルジャケットには対のパンツはないので、ヴィンテージファンにはうれしい展開です。このジャケットはボタンを一番上まで留めるとまた表情が変わるので、かっちり見せたいときは留めています。インナーには抜け感のある生成りのシャツ。コインローファーは英国のブランド、チャーチですが、全体的にはETS.MATERIAUXらしいフレンチテイストのスタイリングに」
Composition & Text:Hisami Kotakemori
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