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どうも、海谷です。
押忍!(気合い)
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
自分は流行り風邪をもらったのか、1週間ぐらい喉が枯れて鼻水ダラダラでした。
もう完全に体調は戻ったんですが、今度は肌の乾燥がすごくて、毎日季節の変わり目に振り回されてます。
でも、今年はちゃんと秋が来ましたね!
ここ数年秋らしい秋が1週間ぐらいしかなかった気がするし、ただただ嬉しくてワクテカします。
10月にしては暑いなーと思いながらも、このカラっとした天気が本当に気持ち良くて、夕方ぐらいからの散歩が捗りまくりです。
さて今回はというと、夏ほどのアクティブさは無くなるかと思いきや、先日急に山に登りたくなって高尾山にひとりで行ってきましたので、そのレポです。
一人旅ってすごく好きで、なんだかモヤモヤする日が続いたり、特に何もなくても思い立ってどこかに行ったりします。自分のペースで全部できるのが良いんですよね。
ところで何でいきなり山に登りたくなったかと言うと、最近仲間内で登山ブームが来ていて、皆んなでここ行きたいあそこ行きたいと話してるんですがなかなか予定合わず、まだ計画段階。
ただ、遊ぶ時に登山用のアイテムを少しずつ買い集めたりして、確実にモチベが上がっているわけです。
みんなで行くならある程度高い山に行くことになるだろうし、その前に一回慣らしておいた方が良いよね? と思い、近場で行きやすくて、標高的にも登りやすいと話題の高尾山に登りに行こう、と。友達はクロックスで行ったとか言ってたし()余裕だろ、とこの時点では大分高尾山のことを舐めています。
(まさかこの時はあんなことになるなんて…)
家から一時間半ぐらいで京王線高尾山口駅に到着。これは確かに来やすい。
改札を出るとすぐに大きな鳥居がお迎えしてくれる。駅を出てすぐの売店には登山グッズが充実してて、手ぶらで来るのも楽しそう! 今回はちゃんと山装備で来たのでスルー。

横目で駅隣の温泉を見逃さず、帰りに絶対入ってやるぞと言う強い意志を持って入口の方に向かう。
高尾山に着くと何やら登山ルートがいくつかある模様。
こっちは山登りに来てんだぜ! といった具合でやる気満々なので、一番登りがいのありそうな6号道を選択。
ゆっくりと登り始めて、あまりの人の少なさに驚く。
それもそのはず、この日はオフで、昼過ぎに起きたにも関わらずふと思い立ってしまったので、登り始めた時間はなんと16時前。高尾山のゴールデンタイムは朝からお昼過ぎまでなので、人なんているはずがない。それでも、あれー? 6号道は人気がないんだな〜とか呑気なことを思いながらのほほんと歩いてるお間抜けさに今思うと腹が立つ。
登り始めて15分も経たないうちに、ぬかるみ、張り巡らされた木の根、足元に常に意識を向けないととても歩けないガチの山道に、自然の怖さを感じてビビり始めるお間抜け。
だが弱音を吐くわけにはいかない。何せあの高尾山なのだから。と自分に鞭を打って引き続き登っていく。

しばらくすると山道に慣れてきたのか、歩幅が大きくなってくる。息も上がってるが、お構いなしに無我夢中になって登っていく。こういう時は時間が経つのも早いもので、気づいたら全体の9割ぐらいまで来ていた。
一回集中力が切れると他のことが気になりだすもの。家を出る前に軽くご飯を食べてきただけだったから、とてもお腹が空いてきた。
頂上で食べる用にコンビニでおにぎりを買うか迷ったけど、荷物も増えるし、観光地色の強い高尾山だから上の売店に色々あるだろうと思って何も買ってこなかった。
何食べよう、やっぱりご飯もの? 蕎麦もいいなとか思いながら残りの道を登っていく。もう、ご飯のことしか考えられない。
そこからはあっという間だった。
ついに登頂。
よっしゃああああああ! よし、よーーし!頑張った! 自分、えらい、えらいぞー! と内心はしゃいでいるが、他人がいる手前、ふーん、結構高尾山も良いじゃんという顔でスカす。
頂上はひらけた土地になっていて、他の道から登ってきたであろう人でそこそこ賑わっていた。道中ずっと一人だったので、安心感がすごい。安心感を感じた途端にお腹が空いてたことを思い出す。
そうだそうだ、兎にも角にもご飯だよ。ご飯〜ラララ〜♪
あれ?
一番目立つ売店が閉まってる。
ていうかそれっぽい建物もここ以外なくない?
嘘、だろ、、そんな、、、
そんなぁあああああ涙涙涙涙涙
突きつけられた現実が受け入れられない。
調べると山頂のお店は昼過ぎには閉まるらしい。早すぎだろ! じゃあこの時間に高尾山に登りにきた人にはご飯はないってのかよ! こんなのあんまりだ!(早口)
嘆いてもご飯は出てこない。
泣く泣く自販機でジュースを買って我慢することにした。というかそうするしかないし。
この時飲んだマウンテンデューは忘れられない。悪い意味で。固形の食べ物にありつけなかった恨みを、炭酸の満腹感でなんとかして誤魔化せないかという、なんとも不純な動機で選んでしまった。胃に流し込むのに必死で味わう暇もない。その後しばらく炭酸で気持ち悪くなった。美味しく飲んであげられなくてごめん、デュー。(だとしたらマウンテンは苗字?)
さらに懺悔すると”マウンテン”デューを山の自販機に置くなんてのは流石に安直過ぎやしないか?とかも思ってしまった。
改めて数々の非礼を詫びようと思う、ごめんな、デュー。

頂上でご飯は食べられなかったけど、景色は綺麗で満たされた。ちょうど日が向こうの山に沈むところで、夕日を撮りに一眼レフを持って来た人たちが展望台のところに集まっていた。
自分もコンデジで数枚撮って、そのあとはぼーっと、山波を眺めた。こういう時間が一番人生に必要な気がする。

気づいたら辺りがすっかり暗くなって、少し冷えてきた。
当たり前のこと。ほんとに当たり前のことなんだけど、気づきたくなかったことがある。いや、本当はちゃんと気づいてたけど、気づかないふりをしてた。
そう、山は登ったら降りなきゃいけないのだ。
え!? 当たり前だろ! って思っただろう。だから散々当たり前だと前置きしたじゃないか。
登りたいという気持ちに寄り添った結果だから仕方ないんだけど、めんどくさいよー、あーあー。
ケーブルカーやリフトが動いてたらどんなによかっただろう、このお間抜けは夕方スタートなので、もちろんその恩恵に預かれないのだ。
仕方なく、とぼとぼ1号路から降り始める。現在6号路は一方通行になっていて、帰りは他の道を選ぶしかなかった。
まあ、あのガチ山道を下る元気さは今の自分にはないので、正直ありがたい。もし選択肢として残っていたら、帰りも6号路じゃなくて良いの? 高尾山なのに? とかいう頭の中の悪魔の声が聞こえ始めかねない。
行きはよいよい、帰りは怖いという歌があるけど、今回の登山はまさにそれだった。
日が沈んでから、あたりはほんとに真っ暗になってしまった。1号路は街灯があるとか書いてあったから選んだけど、実態はまばらで、明かりのないところも多く、寒くて暗い山道を一人歩いて降りるのはかなり心細い。
所詮高尾山とたかを括っているので懐中電灯なんて持ってきているわけもなく(おい)、スマホのライトで夜道を照らしながら進んでいく。
帰り道、少しぐらい人がいてもおかしくないのに、人っ子一人いない。神隠しにあってるんじゃないかと不安になってきた時、突然お寺が出てきた。
えぇええ…
いくらなんでも怖過ぎるだろ!
行きに1号路を使っていれば、ここは有名な男坂女坂がある薬王院であるとわかるのだけど、初見なのでもちろん気づかない。
お昼に見れば立派だったであろう、2体の天狗像がライトを当てるとこっちを睨んでるような気がする。ここは怖過ぎる、早く通り過ぎようと足早になった瞬間、前方の門が赤い光で照らされた。
あ、終わった。絶対ヤバーイ。
走り出しそうになる、どっちに? それとも隠れるか? いやでも隠れる場所とかないし、そもそも暗いとこに隠れたくないし、怖いし、怖いどうしようとか色々考えてたら赤い光がどんどん大きくなって影が近づいてきた。半ば諦めて、その場で立ちすくんでしまった。全身が緊張で固まる。
門の影から現れたのは…………
登山おじさんだった。
はぁぁぁぁああああ
もう勘弁してくださいよう。
多分とんでもない物を見るような目をしている自分に、こんばんはーと優しく挨拶までしてくれる登山おじさん。頭の整理が追いついかず、心臓バクバクなまま、こ、ごンばんわ! と頑張って返した。向こうがビクッとしたのでそれにまたビビる。情けなさすぎる。
多分こっちの声がデカくてびっくりしたんだろう。登山おじさん、ほんとに申し訳ない。ごめんなさい。
でも寄りにもよって赤いライトなんて、物騒な、、と疑問に思って調べてみると、赤いライトの方が目が暗がりに順応しやすいのだそう。他にも動物を刺激しにくいとか、いろんなメリットがあるようで、自分の知識不足を祟る。ただ、本当にこんなこと言っちゃだめだってわかってるけど、わかってるんだけど、そんなガチなら熊ベルもつけといてよ、音で人間ってわかるし。とか少しだけ思ったり思わなかったり。
そこからは嘘みたいに下山する人達が出てきて、その人達の赤ライトのおかげで安全に麓まで降りれた。
足腰の疲れ、冷え切った体、無事に帰ってきた安堵感も相まって、帰りの温泉は格別だった。あそこに温泉を作るのは商売上手すぎる。不可避。
にしても今回は学ぶことが、多かった。
登山は朝から行って、暗くなる前に降りたほうがいい。
自然はどんな場所でも舐めたらあかん。
夜道に一人は危ない。
行く前に考えたらわかりそうなことばかりだけど、勢いで来てしまったからしょうがない。次から気をつけようね。
後日友達にこの日のことを話したら、高尾山が一番遭難が多いらしいと聞いた。
登山者の母数が多いのもあるのだろうけど、こういうお間抜けの2号、3号がいるのだろう。
次の登山はこの教訓を活かして、気を引き締めていきたい。でも総括するとすごく楽しかったので、早く次の山に登りたい。
ちなみに、翌日友達と山梨の方に遠出して、その帰りにたまたま高尾の近くで車を一度止めたので、悪ノリでまた登った。
2日連続、高尾山。(アタマオカシンジャナイノ!)
ということで夜明け前と夜、表情の違う高尾山の写真を載せておこうと思う。


ではまた。

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