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唇は皮膚の中でも特に薄く、乾燥や荒れが起こりやすいパーツ。にもかかわらず、顔や体に比べてケアが後回しになりがちなのが現実だ。いざリップクリームを選ぼうとしても、「テカりすぎるのは避けたい」「甘い香りは苦手」と、理想の一本に出会えないことも。
そこで注目したいのが、荒れや乾燥を防ぐ有効成分を配合した「薬用リップクリーム(医薬部外品)」。美容皮膚科医・本多釈人医師とともに、デイリー使いにうってつけなアイテムを厳選。選び方のポイントから正しい塗り方まで、徹底的に解説していく!
この記事を監修してくれたのは...
- なぜ唇はひび割れる? ガサガサ・皮むけの原因
- 原因①「バリア機能」の不足と乾燥
- 原因② 食生活の乱れからくる 「ビタミン不足」
- 原因③ 疲れや自律神経を乱す 「ストレス・睡眠不足」
- ガサガサを防ぐ! 荒れにくい唇をつくるための 根本ケア
- チェックすべき! 薬用リップクリームの 選び方とポイント
- 悩みに直結する「有効成分」で選ぶ
- 毎日使うからこそ 「香り・質感」も重要視してみる
- 荒れが深刻なら 「医薬品」も視野に入れる
- 01. 資生堂 モアリップ(第3類医薬品)
- 実際に試してみた!使用感は?
- 02. キュレル リップケア クリーム
- 実際に試してみた!使用感は?
- 03. メンソレータム 薬用リップ リペアワン(無香料)
- 実際に試してみた!使用感は?
- 04. dプログラム リップモイストエッセンス N
- 実際に試してみた!使用感は?
- 5. Avene(アベンヌ) 薬用リップケア モイスト
- 実際に試してみた!使用感は?
- 6. ニベア ディープモイスチャー リップ (メルティタイプ) はちみつの香り
- 実際に試してみた!使用感は?
- 意外と知らない! リップクリームの効果的な 塗り方
- STEP① まずは下唇から“縦”に塗る
- STEP② 上唇も同様に仕上げる
- STEP③ 清潔感の決め手は、 唇の内側への“横スライド”!
- STEP④ 唇を優しく合わせて、 うるおいを均一に定着させる
- リップクリームに関する よくあるQ&A
- Q1. 「一般的なリップクリーム」と 「薬用」は何が違うの?
- Q2. リップクリームに 使用期限はありますか?
- Q3. 「日中用」と「夜用」で リップクリームを分けるべき?
- Q4. 唇の乾燥が悪化するNGな習慣は?
なぜ唇はひび割れる?
ガサガサ・皮むけの原因

原因①「バリア機能」の不足と乾燥
唇は他の皮膚と異なり、潤いを保つための皮脂膜がほとんど形成されないデリケートな部位。冬の冷たい空気やエアコンの乾燥にさらされると、水分が一気に奪われ、ガサガサと荒れやすくなる。
特に普段あまり保湿をしていないメンズの場合、バリア機能が弱った唇は外気ダメージをダイレクトに受けがち。無意識に唇を触ったり、皮をむいたりするのも刺激になるので要注意!
原因② 食生活の乱れからくる
「ビタミン不足」
健やかな唇を保つには、外側からの保湿だけでなく、内側からの栄養補給が欠かせない! 特に、粘膜の健康維持を助ける「ビタミンB2」や「ビタミンB6」が不足すると、口角炎や荒れを引き起こす要因となる。
外食やコンビニ食に偏り、栄養バランスが乱れている場合は、どれだけリップクリームを塗布しても根本的な解決に至らないケースも少なくない。

本多医師
主にビタミンB2、B6、A、Cや亜鉛などの栄養素不足が原因。これらは粘膜や皮膚の健康を維持する働きがあるため、不足するとターンオーバーが乱れ、唇が荒れやすくなります。健やかな状態を保つために意識したい栄養素は、以下の通り。
粘膜の維持:ビタミンA、ビタミンB2
再生、修復:ビタミンB6
コラーゲン生成:ビタミンC
皮膚の修復:亜鉛
原因③ 疲れや自律神経を乱す
「ストレス・睡眠不足」
精神的なストレスや過労、睡眠不足も唇の状態を左右するといわれている。ストレスによって自律神経が乱れると、肌のターンオーバーが正常に機能しなくなり、唇の皮むけや修復の遅れを招いてしまうこともある。
また、身体的な疲労が蓄積している時はバリア機能が低下しがち。唇にトラブルが起きやすいコンディションになりうるため、注意が必要!

本多医師
ストレス過多や疲労によって自律神経が乱れると、血流の低下やターンオーバーの乱れを招いてしまいます。また、ストレスを感じた際に唇を無意識に触ったり噛んだりする癖がある場合、それ自体が直接的な刺激に。
こうした要因が重なることでビタミン不足やバリア機能の低下につながり、唇荒れを引き起こすことに。さらに、ストレスは免疫力も低下させるため、細菌感染が起こり、結果として口唇炎(唇荒れ)につながるケースもあります。
ガサガサを防ぐ!
荒れにくい唇をつくるための
根本ケア

荒れにくい唇を育てるには、外的刺激を避けながら、内・外の両面からアプローチするのが近道。まず見直したいのは、乾燥を加速させる「唇を舐める」クセや、摩擦を招く「皮を剥く」といったNG習慣。無意識の行動こそ、トラブルを長引かせる原因になりがち。
その上で、日々のケアには薬用リップクリーム(医薬部外品)を賢く取り入れてみよう。荒れを防ぐ有効成分が配合された薬用タイプなら、保湿にとどまらず、デリケートな唇のコンディションを整える効果が期待できる。
洗顔後や外出前など、乾燥を感じる前に先手で保湿を行い、あわせてビタミン摂取などのインナーケアも意識すれば、清潔感のある唇をキープできるはずだ!
チェックすべき!
薬用リップクリームの
選び方とポイント

悩みに直結する「有効成分」で選ぶ
薬用リップクリームのメリットは、肌荒れを防ぐ効果が認められた有効成分が配合されているということ。唇のひび割れや炎症が気になるなら「グリチルレチン酸ステアリル」、乾燥によるくすみや血行を促進し、健やかに保つなら「ビタミンE(トコフェロール)」など、自分の悩みに合った成分が入っているかをチェックしてみよう。
裏面の成分表示をひと目確認するだけで、今の唇に本当に必要かどうかを見極めるヒントに。

本多医師
炎症を抑えるグリチルリチン酸2K、グリチルレチン酸ステアリル、アラントインや、血流促進のビタミンE誘導体、代謝・修復のビタミンB6誘導体などが代表的。
そのほかにもセチルピリジニウム塩化物水和物などの殺菌成分が配合されたリップクリームもあります。
毎日使うからこそ
「香り・質感」も重要視してみる
リップケアを習慣にするうえで、使い心地の良さは欠かせない条件! 仕事中や食事前でも気になりにくい「無香料」タイプや、不快感の少ないベタつきを抑えた質感を選ぶのがおすすめだ。
一方で、気分を切り替えたい時には、メントール配合のほどよい清涼感があるタイプやフレッシュな柑橘系を取り入れるのもおすすめ。自分のライフスタイルになじむアイテムを選べば、面倒に感じがちな塗り直しも、無理なく続く心地よい習慣に変わっていく。
荒れが深刻なら
「医薬品」も視野に入れる
もし唇の端が切れる口角炎や、出血を伴うほど症状がひどい場合は、普段のケアに使う「薬用(医薬部外品)」ではなく、治療を目的とした「第3類医薬品」のリップクリームを検討しよう。
医薬品には、より高濃度の抗炎症成分や粘膜を修復する成分が含まれており、荒れた唇を“立て直す”役割を担ってくれる。まずは医薬品で集中的にダメージを治し、落ち着いたら薬用タイプで健やかな状態をキープする、という使い分けが賢い選択!
01. 資生堂
モアリップ(第3類医薬品)

唇が割れて痛む、口角が切れる...。そんな深刻なピンチを救ってくれるのが、このリップクリーム。
炎症を抑える「グリチルレチン酸」だけでなく、皮膚の代謝を助ける「パンテノール」など、5つの有効成分を配合。荒れてしまってから使用するのはもちろん、ひどくなる前の集中ケアとしても非常に優秀。
実際に試してみた!使用感は?

編集 近藤
家に常に三本はストックしているほど、信頼しているモアリップ。正直、この存在がないと乾燥が本気を出す冬は乗り切れません...。ひどい日は、朝起きると唇の端がピリッと切れていることも多かったのですが、夜にたっぷり塗って眠るだけで、翌朝の不快感が少なくなった気がします。
02. キュレル
リップケア クリーム

唇の荒れを繰り返しがちなときこそ頼りたい、リップケア クリーム。密着コート処方により、唇になじみながら、薄いヴェールで覆われたような“守られている安心感”が長時間続く。
ベタつきを抑えた無香料タイプだから、仕事中はもちろん、食事の前後でもストレスなく使える。
実際に試してみた!使用感は?

WEB編集長
丸山
炎症を抑える有効成分に加え、うるおい成分が充実しています。荒れを未然に防ぎたい「守り」のケアとして、日常使いに最適。変にツヤが出ないので、打ち合わせ前でも気にせず塗り直せる点がお気に入りです。
03. メンソレータム
薬用リップ リペアワン(無香料)

唇の荒れを抑える3つの有効成分(※1)を配合した本格処方。乾きを防ぐだけでなく、すでに起きてしまった皮むけやひび割れをダイレクトにケアする「リペア(修復)」に特化。
UVカット成分も配合されているため、アウトドアシーンでも活躍してくれる!
※1 ニコチン酸アミド、グリチルレチン酸(β-グリチルレチン酸)、ビタミンE誘導体(酢酸DL-α-トコフェロール)
実際に試してみた!使用感は?

編集
森
唇がガサついた日の夜にたっぷり塗っておくと、翌朝には落ち着いている即効性に感動。柔らかいテクスチャーで塗りやすいのに、表面はベタつかず快適です。ドラッグストアで手軽に購入できて、続けやすい価格帯なのも嬉しい。毎日のケアに欠かせない、信頼感のあるスタメンアイテムです。
04. dプログラム
リップモイストエッセンス N

デリケートな唇悩みに終止符を打つのが、低刺激設計の薬用唇用美容液。固形ワックスで表面を覆う従来型とは異なり、厚みのあるエッセンスが唇にピタッと密着し、有効成分をじっくり浸透させる処方だ。
摩擦を最小限に抑えられるチューブタイプは、荒れが気になる状態でもストレスなく使えるのが魅力。無香料・無着色に加え、アルコールやパラベンも不使用という徹底したクリーン設計。ふっくらとしたボリューム感のある仕上がりで、清潔感を重視するメンズの心強い相棒となってくれる。
実際に試してみた!使用感は?

メンズノンノ
モデル
石川愛大
リップクリームというよりも、弾力のある美容液を塗布しているような感覚! テカテカしすぎない上品なツヤを演出してくれるので、不健康に見えがちな唇が健康的に見えるのがいい。乾燥が痛みに変わるくらいの深刻な時期は、これ一択ですね。
5. Avene(アベンヌ)
薬用リップケア モイスト

保湿してもすぐに乾く...という悩みを持つなら、アベンヌの独自成分「コールドクリーム成分(※1)」の出番! 唇の表面に高密度のラップのような保護膜を形成。
有効成分(※2)をしっかり閉じ込めながら、外部の刺激から徹底的にガードしてくれる。
※1 保湿・保護成分:温泉水(常水)、ミツロウ、ミネラルオイル(流動パラフィン)
※2 酢酸DL-α-トコフェロール、グリチルレチン酸ステアリル
実際に試してみた!使用感は?

WEB副編集長
楊井
塗った瞬間に驚くほど軽やかで、唇に溶け込むような使用感。スティックはやや太め設計で、ひと塗りでムラなく仕上がるのは、ケアを手早く済ませたいメンズにとって地味にありがたいポイントです。重ねても重たさやベタつきが出にくく、不自然なテカリとは無縁。
6. ニベア
ディープモイスチャー リップ
(メルティタイプ)
はちみつの香り

「とにかく保湿重視。でも、何度も塗り直すのは面倒...」という人にこそ試してほしいのが、このメルティタイプ。唇に触れた瞬間、体温でクリームがオイル状に変化し、シワの奥までジュワッとなじんでいく。
はちみつの香りは、キャップを開けた瞬間にふんわりと広がり、甘くリッチな印象。塗布後もほんのり残るやさしい香りが、忙しい仕事の合間に心地よいリフレッシュをもたらしてくれる!
実際に試してみた!使用感は?

メンズノンノ
モデル
栄莉弥
とにかく塗り心地がいい! スルッと滑らせるだけでムラなく塗布でき、ケアの際にストレスを感じません。手元を見ずに使える“ながら塗り”もしやすく、メンズにも取り入れやすい印象でした。
意外と知らない!
リップクリームの効果的な
塗り方
清潔感のある唇は、メンズの第一印象を左右する重要なパーツ。けれど、ただなんとなくリップクリームを塗布しているだけでは、本来の保湿機能を十分に発揮できていないことも多い。
乾燥やひび割れを防ぎ、ベストなコンディションを長時間キープするためのテクニックを伝授!
STEP①
まずは下唇から“縦”に塗る

リップクリームを縦に持ち、唇の縦ジワに沿って上から下へ優しく動かす。横に滑らせるよりも、ムラなく塗り広げることができ、うるおいの密度が高まる!
STEP②
上唇も同様に仕上げる

下唇と同様、上唇も縦ジワに沿って丁寧にバームを塗り込もう。
STEP③
清潔感の決め手は、
唇の内側への“横スライド”!


全体に塗り終えたら、仕上げに唇の内側をなぞるように横へスライドさせるのがコツ。この“内側への意識”ひとつで、余分なバームが口の周りにはみ出したりするのを防ぎ、ベタつきのない清潔感のある仕上がりを実現できる。
STEP④
唇を優しく合わせて、
うるおいを均一に定着させる

最後に、上下の唇を軽く数回すり合わせて、リップクリームをムラなくなじませよう! ただし、強くこすり合わせるのは摩擦で唇を傷めてしまうため厳禁。
リップクリームに関する
よくあるQ&A
Q1. 「一般的なリップクリーム」と
「薬用」は何が違うの?
A. 大きな違いは、国が効果を認めた「有効成分」が配合されているかどうかにある。一般的な「化粧品」のリップが、表面を油分で覆って一時的な乾燥を防ぐ“保湿”を目的としているのに対し、「薬用(医薬部外品)」は唇の荒れやひび割れを“予防・改善”する具体的な効能を持っているのが特徴。
ひび割れや皮むけを根本から解決し、清潔感のある口元を維持したいメンズにとっては、有効成分が含まれた薬用タイプを選ぶことが最短の近道になる。

本多医師
「薬用」とは「医薬部外品」で国が認可した有効成分が一定の濃度で配合されている製品のことをいいます。
Q2. リップクリームに
使用期限はありますか?
A. リップクリームの使用期限は、未開封なら製造から約3年、開封後は半年〜1年が目安。一度でも唇に触れると、唾液や雑菌、空気の影響で酸化が進みやすくなるため、1シーズン(約半年)で使い切るのが理想的。
もし、古い油のような嫌なニオイがしたり、変色や質感の変化を感じた場合は、酸化した油分が唇の荒れを招いてしまう原因に。残っていても、唇のために使用を中止するのがベター。
Q3. 「日中用」と「夜用」で
リップクリームを分けるべき?
A. 一本を使い倒すのも悪くないけれど、日中と夜でリップに求める役割を変えることで、ケアの効率は上がる。まず日中用に選ぶべきアイテムは、UVカット機能があるものや、ベタつきを抑えたタイプを。外回りやレジャーでの紫外線ダメージから守りつつ、食事や会話の邪魔にならない軽やかな質感がベスト。
一方で、夜用(ナイトケア)は「修復」と「密封」に特化したものを選びたい。寝ている間は水分が奪われやすいため、濃厚なエッセンスタイプや、密着力の高いアイテムをたっぷり塗るのがおすすめ。

本多医師
一般的なリップクリームであれば日中用を夜にも使用するのはOK。紫外線予防成分配合などは日中のみが吉。唇の荒れがひどい場合は、より高保湿なものや、炎症を抑える薬用リップを選ぶのを意識してみましょう。
夜用として選んで欲しいのは、リップ美容液や、リップマスクといった専用の製品で、特に集中して修復したいなど+αで唇美容をしたい際はオススメ! リラックス効果のあるアロマタイプなども夜使用がいいでしょう。
Q4. 唇の乾燥が悪化するNGな習慣は?

A. 唇の乾燥を加速させるNG習慣は、「乾いたと感じた瞬間に唇を舐めてしまう」こと。唾液は一時的にうるおったように感じても、蒸発する際に唇本来の水分まで奪ってしまい、結果的に乾燥を悪化させる原因に。
また、リップを左右に往復させてゴシゴシ塗るのも要注意。デリケートな唇にとっては、摩擦そのものがダメージとなり逆効果。唇のシワは縦に入っているため、シワを埋めるように塗ることを意識しよう!

本多医師
まず何より注意したいのが日焼け! バリア機能が弱い唇は紫外線の影響をダイレクトに受けやすい。また、辛い料理などの香辛料も刺激となり、口紅や歯磨き粉が唇荒れの原因になることも。
さらに、摩擦も大きな要因のひとつ。クレンジングシートでの強い拭き取りや、食事後のゴシゴシとした拭き方、唇を舐める癖などはできるだけ避けましょう。加えて、食生活の乱れや睡眠不足、過度なストレスといった生活習慣の乱れも、唇のコンディションを悪化させる原因となります。
石川
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Photos:Kaho Yanagi Stylist:DAYOSHI Hair & Make-up : Yumiko Chugun Model : Eriya,Manahiro Ishikawa[MEN’ S NON-NO model] Composition & Text:Maya Kondo
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