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トレンド感の中に個性やその人らしさのあるスタイル提案に定評があり、俳優、モデルなどからも指名率の高い「OLTA」主宰の後藤泰さん。今回は90’sファッション好きにおすすめの、抜け感を狙ったヘアをご紹介。
パーマもカラーも、
あえて取れかけ風を狙って
“あの時代”のエモさを表現
後藤さんが提案するヘアスタイルの真骨頂といえば“ハンパ感”。がんばっている感じがなく、だからといって手を抜いているわけではない、絶妙な脱力感や抜け感のある洒落た雰囲気を醸し出せる髪型で、オシャレ上級者達から支持されている。
今回提案してくれたのが、未完成なカルチャーが熱かった90年代を彷彿させるファッションと相性のいいショートヘア。
カットではセイムレイヤーで束感を出しやすくしたベーシックなショートシルエットに、もみあげや襟足に長さを残して、ちょっとした“アク”をプラスしているそう。
中途半端な雰囲気に見せかけて
緻密な計算と高い技術が凝縮
パーマではあえて薄めの束ごとにカールを効かせ、取れかけパーマのようなゆるい動きを演出しやすく。カラーは毛先の色が抜けたような赤みをあえて残す。ハンパな雰囲気に見せかけて、実は高い技術を集結し計算されたデザインがお見事！
90年代風はもちろん、エモい雰囲気、ナードっぽい感じなど、カルチャーを感じさせるファッション好きな男子たちにも刺さるだろう。
カラー／毛先のみ、カラーが抜けたような赤茶系の色味に調整
パーマ／17mmの平巻きで、ゆるい動きが出るように調整
担当：後藤泰さん（OLTA）
モデル：松田大和さん
SIDE
BACK
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Photos:Takahiro Idenoshita Stylist:Yasuki Nakamichi Composition & Text:Michiyo Matsui
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