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100回の大台が目前に迫る本連載。連載開始当初に出てくれた人たちの多くは、30代になっているだろう。KANADA氏が振り返って、当時はなかったワードだという“ジェンダーレス”について、いま一度考えた。この連載でも中盤以降何度も登場したスタイルだが、改めて向き合ってみる。

高桑佑汰さん(19歳・学生)
KANADA氏が「どこにもカテゴライズできない魅力」と街でハントした高桑君。彼の望む“個性”をより引き出すには?

2016年から始まったこの連載も、99回目。来月でついに最終回を迎えることとなったが、街のヘアの様相はこの8年でかなり変わった。例えば当時は“ジェンダーレス”というワードを使っている人はいなかった。そして今や、その定義はどんどん曖昧になっている。生き方やスタイルである人もいれば、ファッションのひとつとして捉える人もいるが、そこに正解・不正解はない。高桑君は非常に2024年らしい“ジェンダーレス”の体現者だ。ばっちりメイクもしているし、フェミニンなセミロングなんだけど、かといって強い意志でジェンダーレス道を進んでいる感じでもない。「どうしてそのヘアにしていたの?」と聞いたら、量産型の男子ではない、人と違う自分でいたいということがモチベーションだと言った。特定のカルチャーやスタイルはなく、非常に感覚的で今っぽいと思う。でも、もっとスタイルに深みを持たせ、おしゃれにブラッシュアップするなら、お手本になる人を探すのもいいよ、と提案した。彼のムードにおすすめなのは、川本真琴やPUFFYなど、90年代の魅力的な女の子たち。シャギーと外ハネ切りっぱなしボブにして、個性あふれる彼女たちをオマージュした。女性をお手本にすることがジェンダーレスだ、という安易なことを言うつもりはないけれど、自分のポテンシャルを一段階引き上げたいときに、いろんな選択肢を持つのもまた、とても自由なジェンダーレスの形だと僕は思う。これも、連載開始当初は考えてなかったこと。最終回は何を提案しようか?
90’sの青文字系女子が夢中だったシャギー

ジェンダーレスというと、どうしてもセンシュアルにつくられてしまうことが多い。その判で押した感じに飽きたら、個性的な女の子のパワーを取り入れたい。衿足をやや残しつつ全体のレングスは短くカット。顔まわりに入れたシャギーも、めちゃくちゃ似合う!
KANADA PROFILE/メンズノンノ本誌はもちろん、数々の広告やショーで活躍するヘアアーティスト。俳優やタレントからの信頼も厚い。ヘアそのものだけでなく、コーディネートとのバランスも考えたトータルでのプロデュースを得意とする。
Hair:KANADA[LAKE TAJO] Photos:Go Tanabe Stylist:Yasuki Nakamichi
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