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個性的になりたいからと、単純に他の人の選ばないスタイルにすると、それが流行ったときに個性を失う。最近はロン毛の男子に、それが顕著に表れている。ロン毛にしただけでは個性的とは言えない。相対評価ではなく、己をよく知り自分だけのオリジナリティを探して。

初村 傑さん(19歳・学生、モデル)
この連載の熱心な読者で、KANADA氏にもっとカッコよくなりたいと直談判! いったいどんな提案が返ってくるのか…?
DMで、僕に悩みを送ってきた初村くん。学生時代から人と同じなのが嫌で、卒業後はずっとロン毛だという。けれど最近ロン毛の男子を多く見かける中で、“この髪型が本当に個性として生かされているのか”という疑問が生じたそう。個性的でカッコよくなるというのは難しい。なぜなら、わかりやすいルールがないから。奇抜なことをやるのが個性ではないし、高価な服を着るのがオシャレではない。そしてもちろん、イケメンだからカッコいいということでもない。それらは相対評価でしかないし、“マウント”の手段だ。そこに夢を見いだして自己顕示欲が満たされるならそれもいいと思う。でも個性がないよね。人と比べなくても自分が満足できるようなカッコよさに出会うためには、自身を知らなくてはいけない。

その点念願のロン毛にした後でも、個性が生かされているのか悩む初村くんは、19歳にして一歩進んでいる。そこで彼に提案するのは、エレガントさを足すこと。本人が思いつかなかったようなことだと思う。アウトローな雰囲気はもう十分持っているから、ラフなロン毛はなじみすぎて面白みがない。だから前髪をつくり、シャギーを入れて全体にモード感を足してみた。元の個性とぶつかり、面白いバランスでしょう。こんなロン毛をしている人はなかなかいないし、彼の個性ありきで提案しているヘアだから、とても似合っている。彼みたく、そのときの自分と髪型との関係に悩むことができたら、個性的なおしゃれを手にするチャンスかも。
ロン毛にすればゴール、ではない

そもそも個性的な髪型だからと、ロン毛にして安心するなかれ。さらにカッコよさを追求してこそ。「ロン毛の子の多くは、一生懸命伸ばしているから、ハサミを入れるのに抵抗を示す。でも躊躇(ちゅうちょ)しズルズルいくと、20代ずっと同じ髪型になっちゃう。定期的にマイナーチェンジ!」とはKANADA氏談。
KANADA PROFILE/メンズノンノ本誌はもちろん、数々の広告やショーで活躍するヘアアーティスト。俳優やタレントからの信頼も厚い。ヘアそのものだけでなく、コーディネートとのバランスも考えたトータルでのプロデュースを得意とする。
Hair:KANADA[LAKE TAJO] Photos:Go Tanabe Stylist:Tomohiko Sawasaki[S-14]
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