黒田雄一氏が手掛ける「LAD MUSICIAN」（ラッド ミュージシャン）の春夏コレクションが1月19日（土）に立ち上がりを迎えた。

そして、1月26日（土）、「ラッド ミュージシャン」の新しいフォーマルライン「THE LAST ONE」が始動。

東京の代官山、原宿、新宿、渋谷ほか、旗艦店でデビューコレクションが発売される。

この新しいフォーマルライン「LAD MUSICIAN × THE LAST ONE」は、当然のごとく黒（NANO BLACK）一色。

裏のネーム部分には「LAD MUSICIAN」と「THE LAST ONE」のダブルネームが印字されている。

素材は、上下ともに、「THE LAST ONE」用のワンランク上のウールギャバ「SUPER 130s WOOL GABARDINE」を採用。

NANO加工により高い撥水性と防汚性を持たせ、なおかつ、NANOレベルでの染色で通常のものより深い黒味が表現されている。

また、釦（ボタン）も、通常の黒よりも更に深い色味の水牛釦を厳選使用するこだわりようだ。

パターンだが、ジャケットはピークドラペルとノッチドラペルの2型。

熟練の職人の技による毛芯や地の目使いで胸に立体感を出し、バストからウエストにかけて滑らかにフィットするシルエットで、本バス芯を使用した美しいコンケープド（肩線の張った）ショルダーが魅力。

フォーマルな場にも向くように着丈は定番品よりやや長めに作られている。

パンツもスリムとスリムストレートの2型。

細身ながらも動きやすいパターンで仕立てられており、通常より縫い代を多めに取っているため後のウエスト微調整など直しも可能だとか。

ビシッとキメなければいけないシチュエーションで、そのプレッシャーに打ち勝てる“黒”だ。

Text by Takafumi Hojoh