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洋平’sノンノ

2019年 5月号

「フレキシビリティ」

 先日アレルギー検査を受診したところ、小麦アレルギーが発覚しまして。そこまで心配ないレベルらしいですが。パスタ、うどん、パン、etc.…主食レベルの食べ物に気をつけないといけないということで始める前はかなり困惑しました。

 でも人間なんとかなるもんで。米は食べてOKだし。厳しく課してないので醤油や味噌もOK。お好み焼きやパスタも米粉製のがあるのでなんとかなる(しかも結構うまい)。なるべく小麦を摂取しない、ライトなグルテンフリーを始めました。そのおかげか、花粉症の症状が軽くなりました。今年は薬を一切飲まずに生活しています。ありがたい。おすすめですよ。ライトグルテンフリー。

 
 新生活。フェスシーズン到来。ぜひご友人をお誘いのうえ遊びに来てほしいです。我々も6月まで続くアリーナツアー真っただ中です。大きな会場だと演出も増えるし、音圧出すことができるので気持ちがいい。部屋で作った曲が最大限に増幅され、大きな会場でたくさんの人に浴びせる快感はやみつきになります。

 しかし、大きな会場ともなるとマナーの問題も目立ちます。個人的にはモッシュやダイブなどは注意喚起されているとはいえステージから見るのは好物です。そりゃあそうです。自分たちのパフォーマンスで客がぶっ飛んでもらえたらそんな幸せなことはない。スマホライトもそう。ステージから見るあの光景は本当にきれいだし、照明チームからは仕掛けることができない奇跡に近い演出。注意喚起はされていないけどシンガロングとかも。これらの行為すべてはオーディエンス側からアーティスト側への愛情表現、求愛行動だととらえているから、心から愛おしく感じます。

 しかしながら、これらのオーディエンスの行為が苦手な人もいます。アーティストにもこれらの行為を本格的に禁止にしている方々もいらっしゃいます。その考え方を批判するつもりはないです。私が客としてライヴを観に行ったときにやりますか? と言われたら2005年に行ったZepp Tokyoのプライマル・スクリーム来日公演以来モッシュはしていないし、09年のoasisの単独来日以来シンガロングもしていないです。だからといって反対の立場ではない。見るのは好きだから。それはステージに立っているときも、人のライヴを観に行っているときも。

「主催者側の立場としてどうなんだ!」と言われようが好きなものは好きだし、私の感情を奪わないでくれ、と思う。じゃあ解決方法は? となるけど多分解決なんて無理だと思う。なぜなら誰も不平不満を漏らさず、平和的に整理整頓されたライヴの空間なんて存在しないから。ことロックのライヴにおいては。

 もしそんなことをめざしてしまったら「いけるかお前らー!」って煽っただけで「お金を払ってるお客さんに向かってその言い方はないだろう!」なんてクレームを言ってくる風紀委員みたいな人ばかりになってしまう。そんな将来つまらない。万が一そんな将来が訪れたら、それは私がプロを辞める日だと思います。確かにお金を払ってタメ口で煽られるなんて冷静に考えたら下品かもしれないけど。

 でもステージは冷静な場所ではないし、かつ、上品な場所でもありません。ルールは大事だけど、人間の持ち合わせている応用力、アドリブ、対面するその日、そのときにしか起きない奇跡みたいな瞬間をとがめすぎるのは好きではない。ロックなんてそもそもお行儀のいいものではないので。でも客席はオーディエンスの“ステージ”だから委ねるんですけどね。けがには気をつけてほしいし、気持ちよく過ごしてほしいから。あとは基本もちろん楽しんでほしい。

 新生活、ぜひお友達と。

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