「1月を語ろう」 | 洋平’sノンノ | MEN'S NON-NO WEB | メンズノンノ ウェブ

洋平’sノンノ

2019年 3月号

「1月を語ろう」

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 今年も正月は実家で過ごした。これは昔からそうであり(本誌でも何度か紹介したが)おそらく一生変わらない恒例行事である。そこには両親、兄と姉の家族、私。それぞれが朝から集い、夕方ぐらいまで家族団欒を楽しむ。一年で一番気が抜けるこの日の、この行事は私はとても好きである。

 ここ数年はありがたいことに大晦日はだいたいライヴなので、現場でメンバーとスタッフで楽屋での年明けを軽く祝う。自宅に戻るのがだいたい朝方になる。そこから風呂につかり、2~3時間ほど仮眠を取ってから実家にタクシーを飛ばす。その際に高速道路から(寝ぼけ眼で)拝める富士山がとてもきれいなのだ。初富士山。あぁ今年は何だかいいことがありそう…そんな気がしてくる光景だ。

 さて。正月は同窓会的な飲み会が開かれることが多い。同級生から結婚の報告や出産の報告があったりして、なんともめでたい年明けの報告会になったりもする。が、私の年齢ぐらいになるとさらに進んで、離婚しただの不倫されただの、なんとも悲しい報告会になったりするので、あぁ人生はup and downなんだなぁとここ最近は思い知らされる。アレキサンドロスは結婚しているメンバーがひとりもいないのでそういう場に出向くと何となく「バンドしてなかったら、もしかしたら誰か今頃結婚してたのかなー。子どもとかいたのかなー。銀座でベビーカー押してたのかなー」とか想像してしまう。同級生に自分の姿を重ねて、もうひとつの人生を想像する。同級生に会うのは、そういうことができるいい機会だったりもするわけだ。

 アーティストを職業にしているが、自分の人生が他人と比べて普通でないとは到底思えない。どんな職業でも特別だなぁと思うし、それぞれが世の中に必要である、と思う。本当の意味で特別になるのは、その職業を選んでどれだけの偉業を成し遂げたかによるんだと思う。私の場合、ちょっと変わった点でいうと自分のやったことが簡単に知られてしまうことだ。営業マンでいうところの営業成績が世間に知れ渡るみたいな感じかもしれない。それはそれで面白かったりもするが。

 ところでN.Y.に住んでみてちょっとびっくりしたのがアメリカではお正月的な休みはないこと。1日は休むけど、2日から普通に仕事が始まる。あれだけクリスマス付近はお休みモードなのに年始のお祝いは皆無だそうで。確かに、よく考えたら年明け早々に休むのは変なのかもしれないけど。でもやっぱりこのお正月の「ま、とりあえずはちょっとのんびりしましょうよ」的な空気が心地よい(なぜかいつも晴れるし)。そういう意味では日本人でよかったなぁと思う。2019年の1月はそんなことをふと考える月であった。

 さてさて。だいぶ遅くなってしまいましたがあけましておめでとうございます。今年も何とぞよろしくお願いします。今年はツアーやライヴの年になりそうです。この原稿を書いてる時点では福岡ライヴを終えて、帰宅したぐらいです。福岡はラーメンとごまさばがうまかった。高松で食べたうどんが忘れられないですね。引きずっております。あさひって店名だったっけな。本当においしくて結局最終日も含め2回行ってしまい、お土産まで買ってしまいました。

 ツアーの楽しみはライヴ以外だともっぱらグルメの探求です。バンドマンの特権ではありますが、遠征されるファンの皆さんもぜひ探ってみて。各地のグルメを堪能してみてください。

PS 関係ないけど乾杯をして烏龍茶でプハーッ、うまい! ってすると必ず「ってそれ烏龍茶じゃん笑」っていうやついるけど何が悪いんじゃほっとけ、と思う私です。

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