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2020年TOKYOへの道〜パラ馬術・稲葉将が語る“人馬一体”のコンビネーション

2020年TOKYOへの道〜パラ馬術・稲葉将が語る“人馬一体”のコンビネーション

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東京パラリンピックに向け様々な競技やアスリートの魅力に迫る本連載。今月は馬術に情熱を注ぐ25歳に注目。優雅な競技スタイルの内に秘めるのは、決してブレることのない信念の強さだ。

PARA EQUESTRIAN

【 パラ馬術 】
稲葉 将 / SHO INABA

1995年5月23日生まれ、神奈川県出身。先天性の脳性まひによる両下肢の障がいを抱えながら、小学校時代は野球に打ち込む。小学6年時に母のすすめで乗馬と出会い、リハビリを兼ねて開始。2017年から本格的に馬術を始め、2018年に日本代表としてアメリカでの世界選手権に初出場。翌年の全日本パラ選手権ではグレードⅢクラス3部門で優勝。趣味はプロ野球観戦。東洋大学国際地域学部卒業。静岡乗馬クラブ/シンプレクス株式会社所属。

「僕にとって、馬は目標を持って人生を歩むためのパートナーです」

 ボタンダウンシャツにタイ、ブレザーの正装で競技するところもメンズノンノ的視点では注目ポイント。しかし、やはり"人馬一体"を体現する馬と選手のコンビネーションこそ「パラ馬術」の魅力だ。稲葉将は東京パラリンピックでの活躍が期待されるホープ。両脚に障がいを抱えながらも卓越したボディバランスで馬を乗りこなす姿は実に優雅で、また上半身のしなやかな筋肉はトラッドなジャケット越しでもよくわかる。
「僕は幼少から通常学級で学んでいたのでマインドとしては健常者と変わらないんです。周りの友人たちも、時々『あ、そういえばそうだったよね』くらいの感じでしたから(笑)。もちろん歩き方を指摘されて気にしたこともありましたが、それが僕にとっての普通ですし、そもそも両脚の障がいがなければ馬術に出会えていなかったですから」
 リハビリとして続けていた乗馬を経て、東京パラリンピックをめざして本格的に馬術を始めたのは3年前。以来、「静岡乗馬クラブ」で、ピエノ(写真上)、カサノバ(写真下)の2頭とともに日々技術を磨いている。

「馬とのコミュニケーションはとても大切ですね。彼らとの信頼関係を築くために手入れや準備などで触れ合う時間をできるだけ長くしようと心がけていますし、鳥が飛び立つ音や工事の物音などで興奮したときはそのつど『大丈夫だよ』と声をかけながら撫でたりもします。僕にとって、今や彼らは目標に向かって生きるパートナーですから」
 現在の難しい社会状況の中においてもしっかりと地に足をつけ、自分らしく先を見据えながら真摯に馬術と向き合う姿勢も印象的だ。
「自分の力でどうしようもないことには、極力左右されないように努めています。試合で勝つための質のいい練習や、長く馬術を続けるためにやるべき取り組みに重きを置きながら日々活動しています」

Photos, Composition & Text:Kai Tokuhara

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