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「悩みは、絶対に他人には話しません」宮沢氷魚インタビュー

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──悩みは誰に相談を?

 どんなに近い人にも悩み相談はしません。演技に関する疑問などは先輩によく聞きますが、もっと曖昧な悩みとか将来については誰にも。人に話して解決してもらったとしても、それは他人のスタンスで解決したのであって、克服したことにならない気がします。自分自身で悩みの根本と向き合うのは苦しくて正解もなかなか出ないんですけれど、自ら考えて答えを出すことを大事にしたいと思っているんです。煮詰まってしまうこともあります。全ての人に好かれはしない、と頭で理解していても周囲の反応を気にしてしまったり。でも役者としては無反応が一番怖いんですよね。『コウノドリ』で、不謹慎な発言をした僕がビンタされたシーンには「最低」みたいな感想がツイッターにいっぱい書かれました。嫌われるように意図した演技だったから、それはうまくいった証拠だと思って嬉しかったですね。

──将来像は?

 英語を話せるので、いつかは海外で仕事をしたい気持ちがあります。海外の映画やドラマにアジア人の役ってそんなにないですよね。あってもサムライとか忍者とか妙に真面目なキャラクターだったり。そして日本人の役を日本人ではない俳優がやっていたりして、もったいないなと。日本の役者として、そういうところにもチャレンジできるようになれたら。

──今、楽しいことは。

 最近は野球観戦です。球場で周りの席の人たちと盛り上がり、仲良くなるのが楽しい。俳優という仕事はいろいろな人に出会って話をする機会も多いから、その訓練というほどではないですけれど、たまたま隣り合わせた人に話し掛けて一緒に応援するんです。そのまま試合後に飲みに行くこともあります。子供の頃はあんなにシャイで、人と話したり人前に立つのが苦手だったのに… 随分と変わるものですね(笑)。

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宮沢氷魚 PLOFILE
1994年、アメリカ生まれ。2015年よりメンズノンノ専属モデル。2017年より俳優活動をスタート。現在はドラマ『トドメの接吻』に出演中。

インタビューの前半は
発売中のメンズノンノ2月号
掲載しています

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Photos:Teppei Hoshida
Interview&Text:Masayuki Sawada

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