メンズノンノ読者は、ロンドンにあるクリエイティブなレタープレス（活版印刷）会社、「A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS」（ア・トゥー・パイプ・プロブレム・レタープレス）って、ご存知？

2007年にステファン・ケニー氏によって設立されたこのレタープレスブランドは、1800年代から1900年代のビンテージウッドタイプ（反転文字が象られた文字印刷用木製ブロック）と旧式のプレス機を使用した、アンティーク調の味出しプリント作品が持ち味。

英国内では、Victoria＆Albert Museum、Design Museum、KK Galleryなどの美術館やギャラリーのほか、老舗デパートのLibertyなどでもコーナー展開されるほどの人気なのだ。

このユニークなレタープレススタジオ「ア・トゥー・パイプ・プロブレム・レタープレス」の展覧会が、8月9日(土)～8月24日(日)までの期間中、京都の「ポール・スミス三条店」で開催される。

これは、昨年、東京のPaul Smith SPACEで開催され好評を博した展覧会（ https://archive.mensnonno.jp/news/2013/06/13/13131/ ）に続くもの。

今回の三条店でのエキシビションでも、特別にポール・スミス氏が日頃から大切にしている“モットー”を、「ポール・スミス」のシャツなどで用いられる生地の上に直接レタープレスしたコラボ作品が展示・販売される。

また、同プレス会社主宰のステファン氏が手掛けたアートワークを使用したTシャツやマグカップ、缶バッチなどの記念グッズも発売されるとのこと。

レタープレスならではのアバウトで懐かしみのある質感は、今のデジタル時代にとっても新鮮に映るはず。

ポールさんの“モットー”を、ぜひ視覚で体感してみて。

Text by Takafumi Hojoh