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アラスカの氷河“グレイシャーブルー”の青とは?フォトグラファー水谷太郎氏初の写真集『Here Comes The Blues』

『Here Comes The Blues』(Photos:Taro Mizutani)

ファッション誌でのシューティングをはじめ、「BEAMS BOY」(ビームスボーイ)の2012年秋冬カタログなどブランドショップのシーズンヴィジュアル、さらにはアーティストポートレートの撮影などで活躍するフォトグラファー、水谷太郎氏が手掛けた初の写真集がリリース。

タイトルは、『Here Comes The Blues』。

限定500部。

都内では著名書店ほか、「THE NORTH FACE STANDARD原宿」「ユナイテッドアローズ原宿本店 メンズ館」「Beauty&Youth 渋谷公園通り店」「BEAMS T 原宿店」「Edition 表参道ヒルズ店」「トゥモローランド 渋谷店」「SUPER A MARKET 青山」などのショップで発売中だ。

Photo:(C)2012 Taro Mizutani

今回、水谷太郎氏の興味は、ラストフロンティアとして美しくも崇高な地、アメリカ・アラスカの氷河に注がれた。

延々と続く荒野と大地を突き上げるように鋭角の尾根が無数にそびえ立つ山々にヘリコプターで降り立った水谷氏は、そこで、“グレイシャーブルー”が広がる澄みわたった小さな氷河池に心を奪われたのだという。

このグレイシャーブルー(Glacier Blue)とは、雪の堆積を延々と繰り返し、その重さと圧力で堆雪の空気が抜けることで結晶となり、青い光を反射することで生まれた氷のこと。

ファインダー越しに見た水面は、透明度が驚くほど高く、底が浅いのか深いのかわからなくなるほどに抽象的な世界なのだとか。

Photo:(C)2012 Taro Mizutani

この神秘的な青味を醸し出す氷上で、雨水と氷河の溶けた水のみでできた限りなく無垢な池で、ひたすら水面だけにカメラを向け、無心でシャッターを切った水谷氏。

今回の写真集『Here Comes The Blues』は、氏がアラスカという辺境から受けた衝動と、そこから抽出したオルタナティブな感性が色濃く反映されたメモリアルな作品集となっている。

Photo:(C)2012 Taro Mizutani

グレイシャーブルーの青を見ると、キミのインスピレーションも広がるに違いない。

写真集「Here Comes The Blues」(撮影:水谷太郎)
フォトグラファー:水谷太郎/版型:B5変型 / 230mm × 180mm/平綴じ32ページ/限定数:500部/価格:1,995円(税込)/ブックデザイン:峯崎ノリテル((STUDIO))/発行・制作:keys(鍵山寛)/取扱店舗:代官山 蔦屋書店(東京)、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、タワーブックス渋谷店、パルコブックセンター渋谷店、スタンダードブックストア(大阪)、TSUTAYA 福岡天神店(福岡)、THE NORTH FACE STANDARD原宿(東京)、ユナイテッドアローズ原宿本店 メンズ館、Beauty&Youth 渋谷公園通り店、BEAMS T 原宿店、Edition 表参道ヒルズ店、トゥモローランド 渋谷店、SUPER A MARKET 青山、Vendor 中目黒店、JAM Waste (Twice) 原宿、THE NORTH FACE HORIE(大阪)、THE NORTH FACE+ SAPPORO FACTORY(札幌)ほか/問い合せ:Be Natural(TEL:03-5766-2766)
Be Natural(TARO MIZUTANI)http://www.bnm-jp.com/brand_bnm/?ca=2&pid=1198740960-388340

Text by Takafumi Hojoh

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