2012.04.21

ミウッチャ・プラダが手掛けるミラノコレブランド「PRADA」（プラダ）の春夏メンズウエア広告キャンペーンは、俳優のマイケル・ピット（Michael Pitt Rocks／1981年4月10日生）がハリウッド黄金期の映画スタジオのアイコンを演じ、演劇的なポートレイトで構成された印象的なシリーズ。

その、2012年春夏広告キャンペーンにおけるメンズビジュアルの舞台裏映像“Michael Pitt Rocks”がYouTubeほかで公開中。

撮影は、世界的に有名なファッションとポートレイトを専門にするフォトグラファーのデヴィッド・シムズ（DAVID SIMS）。

レディスの広告キャンペーンのフィルム映画のポートレイトも取り入れており、演劇的なポートレイトで構成されたシリーズとして、豊かな明暗と1950年代のスタジオポートレイトを反映した深く鮮やかな色で描かれている。

出演は、俳優のマイケル・ピット（Michael Pitt）。

ハリウッド黄金期の映画スタジオのアイコンとして、ロックスターからプレイボーイ、内省的な男から愛嬌のあるユーモラスな道化師まで、男性のロールモデルが持つさまざまな言語を深く掘り下げ、演じている。

このような映画のコードは、マイケル・ピットが持つ多くの側面や雰囲気に留まらず、拡張された余暇と仕事の文化というポストモダンの時代に生きる男性たちの多くの側面として表現されたのだという。

ちなみにこちらが、世界のジャーナリストたちから絶賛された「プラダ」2012年春夏ミラノ・メンズコレクションのランウェイ動画。

クラシカルな英国スタイルとアメリカ的な誇張されたディテールを着想源に、カウボーイやサーフィンなど境界線を広ける様々なパーツをミックスさせつつ、英国・米国2つの要素をゴルフの世界で開花させた。

本コレクションの舞台裏映像“Michael Pitt Rocks”の空気を掴むには、禁酒法時代を舞台にしたマーティン・スコセッシ監督の連続テレビドラマ「ボードウォーク・エンパイア」（原題：Boardwalk Empire）や、ベルナルド・ベルトルッチ監督が手掛けた映画「ドリーマーズ」（原題：The Dreamers）に出てくる悩めるスター像をチェックするといいかも。

80年代調のキッチュなスタイルでいざ、（カタチから入る）ゴルフへ。

Text by Takafumi Hojoh