今年は、1921年に創設され今年90周年を迎える「グッチ」と、1981年に漫画家としてプロデビューし今年画業30周年を迎える荒木飛呂彦氏のダブル・アニバーサリーイヤー。

このイベント「岸辺露伴 新宿へ行く」は、荒木飛呂彦氏が「SPUR」に描き下ろしたファッションイラストの原画と、原画に描かれたグッチの最新コレクションを、岸辺露伴の等身大フィギュアを設置した「グッチ新宿」3階に同時にディスプレイするというユニークな企画だ。

また、「岸辺露伴 グッチへ行く」の作品内で露伴が履いている日本限定スニーカーを同ショップで先行発売。

日本限定の証であるシルバータグと特別なラベルが付けられたアイコニックなスニーカーは、作品に掲載されたスタッズ付きレオパード柄とマルチカラーのほか、ハイカットとローカットなどバリエーションも全8種。

先行販売期間中に「グッチ新宿」で購入すると、レザータグにイニシャルスタンプが刻印されるサービスも。

現在、ファッション誌「SPUR」のウェブサイト「SPUR.JP」ではコラボ特設サイト（ http://spur.jp/special/gucci_jojo/ ）を設置中。

「GUCCI」のオフィシャルTwitter（ http://twitter.com/gucci_jp ）とFacebook（ http://www.facebook.com/gucci.jp ）でも最新情報をチェックできる。

補足しておくと、メンズノンノ読者にはお馴染みかもしれないが、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」は“人間賛歌”をテーマに掲げたシリーズ大作。

「週刊少年ジャンプ」（集英社・刊）で1987年1・2号から2003年19号まで連載され、その後「第7部：スティール・ボール・ラン」連載途中に「ウルトラジャンプ」（月刊／集英社）に本作品を移管、現在は2011年6月号より「第8部：ジョジョリオン」が連載されている。

ジョジョシリーズの単行本は通巻100巻を越え、累計販売部数は7,000万部以上。メガヒットであるもののマニアックな支持もあるという稀有な立ち位置の作品なのだ。

ちなみに、「岸辺露伴」は本作品の主人公ではなく、「第4部：ダイヤモンドは砕けない」に登場する重要なサブキャラクター。

職業が漫画家であることから、荒木飛呂彦氏が自身をモデルにしているのではないかとも噂されており、氏自身も露伴をお気に入りキャラの一人であることを認めている。

モードと漫画の奇妙なコラボ。

伝統と革新のブランド、「グッチ」の今を楽しもう。

Text by Takafumi Hojoh