柳 俊太郎の1か月ダイアリー舞台裏その3 | BLOG | MEN'S NON-NO WEB | メンズノンノ ウェブ
Y崎主任

編集部

柳 俊太郎の1か月ダイアリー舞台裏その3

Y崎です
(何かこの出だし、サザエさんの予告の頭で流れる「波平です」の
アレみたいで、何だかちょっとアレだな・・・)。

いや~、フジロック、ホントよかった・・・。
余韻、余韻。
30日(金)のコーディネートチェックが終わったのが午前2時半。
そこから帰宅、荷造り・取材準備などして、ちょっとだけ仮眠とって、
31日(土)の朝から、いざ苗場へ。

あっという間の二日間だったけど、満喫、満喫。
ベストアクトは、やっぱり、アトムス・フォー・ピース。
圧巻すぎる・・・!
あれこれ言葉を尽くして評するのがおこがましいくらい。
(ライブ中ずうっと「スゲエ」「スゲエ」しか発してないもん)

でも、個人的には、その後、小雨の振るなか、
フォギーがかった幻想的なホワイトステージで行われた、
ベル・アンド・セバスチャンが最高だった。
(もともと、今回のフジで最も楽しみにしてたのが、ベルセバだった)

終盤、「ダレカ、イッショニオドラナイ?」って、
スチュアートの呼びかけで、観客の数人がステージ上にあがって、
小気味いいメロディに乗って即興のダンス!
やっぱ、ぎこちないんだけど、もう「楽しさしかない!」っていう
満面の笑みの表情が、こう、ぐわああってモニターに大写しになって、
なんだかよくわからん感情がこみあがって、ああもう、胸がつまるぜ(ちくしょ)。
もちろん会場中、ダンス・ダンス・ダンス。

あの時、あの瞬間、俺の目にははっきり、苗場にアルプスが見えたんだ。
(彼らはグラスゴー出身なんだが)

僕は、あれが、フジロック中(そしてきっと今年のうちでも)イチバン、
幸せなパフォーマンスだったな(になるだろーな)。

・・・と前置きが長くなりつつ。

そんな凄いエネルギーをもらった週末だったので、
それがなくなんないうちに(すでに今日の仕事でなくなりかけてる)、
何とか全3回にわたってお届けしてる、
「柳 俊太郎の1か月ダイアリー撮影舞台裏」
最終回を駆け足でアップするのです・・・(もう次の号が出る。焦る焦る焦る・・・!!!)。

6月6日(日)。

この日は早朝5時台に各スタッフをロケバスでピックアップ。
一連の撮影のハイライト、鎌倉へ~。

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窓の向こう、青の真ん中。
水平線。
由比ガ浜が見えてきた!

もちろん、この日も花持参(前日の撮影後、店に駆け込んで買った)。
酷暑で、花がしおれないように「どうしよっかな…」と考えた結果、
当日、カゴの中に、水を入れたペットボトルを
ギウギウに詰め込んで、買ってきた花を挿し込んどく…という荒業に。

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花はしおれなかったが、ペットボトルの飲み口を完全に
塞いじゃったもんだから、呼吸が苦しそうだった(気がした)。
マネしないでください。

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柳のヘア&メイク中、いそいそ、
これまでの撮影のベタ(写真の見本みたいなもん)をチェック。
写真はスタイリストANAGOくん。

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ヘア&メイクを終えたら、
まずは、鶴岡八幡宮へと続く某トンネルにて、
day20『永遠の出口』のカットを撮影。
もちろん「出口」と引っ掛けてます…。

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出足は順調。
勢いにのって、由比ガ浜でday19のカット『岳物語』を撮影。

なのだが、この有名すぎる作品、
実は、これまで読んだことなくて、
「でも、“岳”物語っていうくらいだから、山登りの話だろ…」とか
思いこんで、最初は山で撮る気満々だった。
が、いざ読んでみたら、釣りの話がメインだった、っていう。
危ない。いや、恥ずかしい。ちなみに「岳」は椎名誠さんの息子さんの名前です。

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そして唐突に、フォトグラファーの田邉 剛くん。
恒例の無許可掲載(ごめん…)。
でも、この日の撮影のムードを象徴するかのような一枚。
しんどかったけど、本当に楽しかったな~。

さらっとday17の『悪党たちは千里を走る』を撮影後、
ロケハン(撮影の下見です)中に偶然通りがかって、
『初恋温泉』はココしかないだろ…と、
翌日、撮影を頼みこんだ(スケジュール超タイトだった・・・)
「かいひん荘鎌倉」でday18『初恋温泉』の撮影。
何でも後から登場するモデルのナイルが、昔バイトしてたらしい(!)。すごい偶然。

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撮影後。
これは何だ。全然覚えがない。
何やってんだ、柳…。

day21『こころ』は鎌倉文学館にて。

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ここは前にプライベートで何度か来たことがあって、
建物もすごく素敵だったので、いつか撮影に使えたらな…と
ひそかに思っており・・・。今回、念願叶って、嬉しい。
通常は商業目的の撮影貸し出しは一切行ってないそうなので、あしからず…。
(今回はご厚意もあって特別に許可いただき、ホントーにありがとうございました)

day4『マイナス・ゼロ』もこの近辺でロケ。
過去にタイムスリップする設定の小説なので、
やはり昔の趣が残る古い建物を探した記憶アリ。

ちなみにこの『マイナス・ゼロ』は70年代に書かれ、
一度絶版を経て、復刊! っていう凄まじい過程を経てます。
やはり未読だったけど、この作品は個人的に超~オススメ。

何気にタイムトラベル旅行モノ愛好者なんだけど、
これは、ホントに傑作です。ぜひ、この夏に。

で、ようやっとひと息。昼食。
蕎麦マニア・田邊氏が狙ってた蕎麦屋が満席だったので、
勝烈庵 鎌倉店へ。
ご飯も美味かったが、“箸”の触れ込みも凄かった。

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熊野古道の杉の端材を使った箸、だそーで、
よく見たら“宮内庁御用達”って書いてある。
マジかよ…。

ちなみにこの箸はお持ち帰り可能。
名店多い鎌倉ですが、ココは、メニューも手ごろな価格なので、
鎌倉へお来しの際はゼヒ。

さてボチボチ時刻も夕方にさしかかる頃、
ロケバスでさらに西に移動。モデルのナイルのアトリエへ。

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いかにも芸大生らしく、雑然としつつも、
アーティストの部屋・・・って感じ満載。
撮影用にリースした花瓶に、上の花をあしらう(こういうジミな作業が好き)。

ここでは、写真のday15『分身』のカットのほか、
day6『家日和』
day13『本当はちがうんだ日記』
day29『ジャージの二人』を撮影。

ちなみに床に無造作に置いてある絵本は、Y崎の私物。
前にブログでも紹介したエルサ・ペルコフの『もりのこびとたち』。
どーでもいい情報でスミマセン…(でも、すっごくいいんだよ)。

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そして、まさに、ジャージの二人、な二人。

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これはロケハン時におジャマしたときに撮影したナイルのカット。
左手に嵌めているのは、何と無数の鏡の欠片を貼り付けて作ったグローブ。
彼は、今月の中旬すぎから、
なんと、ムーミンでおなじみのフィンランドに、半年間アート留学が決定。

以前にブログで、上野での個展も紹介したけど、
やっぱり、いつか単独で特集組みたい~(です、編集長!)。

さて、この日のクライマックス!大一番!を飾る、
day24 『銀河鉄道の夜』へ…
なんだが、長くなったし(いや、フジロックの話が余計だってのは承知…)、
これから10月号撮影分のコーディネートチェックが
始まるので、次回に持ち越しです。

つづく。

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Y崎主任

編集部

広い肩幅、ボサボサ髪、ちょっとアレなメガネがトレードマーク、の入社7年目。編集部では主にファッションページのほか、音楽コラム担当。現在「メンズノンノRUN部」活動が大いに盛り上がりを見せるなか、ちょっと肩身の狭い文化系。甘党。

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