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[エルメス]香りで散策する、ナイルのほとり。庭園フレグランス2作目は、男女でシェアするのにもぴったり 【男子美容銘品 #27】

[エルメス]香りで散策する、ナイルのほとり。庭園フレグランス2作目は、男女でシェアするのにもぴったり 【男子美容銘品 #27】

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#27

HERMÈS

エルメス

ナイル川に茂る緑と降り注ぐ陽光。
  水辺に広がる悠久のオアシスが香る


香りで散策する、ナイルのほとり

旅することが簡単なことではなくなった今、かの地に赴かなくても“旅”を感じられるアイテムは特別な高揚感をもたらしてくれる。馬具工房から始まり、類いまれなるレザークラフト技術で世界中のトラベラーを魅了するメゾンとなったエルメスが織りなす香水は、そんな逸品だ。

〈庭園のフレグランス〉シリーズは、エルメスが年間を通して掲げるメゾンのテーマに即し、調香師がインスピレーションの羽を広げ紡ぎ出す香りのコレクション。数ある香りの中でも発表以来17年、長きにわたるベストセラーがこの「ナイルの庭」だ。2005年の年間テーマ「川の流れとともに」から、当時の伝説的な専属調香師ジャン=クロード・エレナが着想したのは、ナイル川河口のデルタ地帯に広がる庭園。乾いた砂漠と対比するように、川の水に育まれた生い茂る植物とまばゆい陽光がもたらす自然の楽園にそよぐ香り。吹きかけた瞬間広がるのは、フルーティなグリーンマンゴーやみずみずしいロータスのグリーンノート。川面のように清々(すがすが)しい香りの奥に漂うのは、ウッディなシカモアのしっとりした芳香。まぶしい日差しの中、ふっと旅先でひと休みするような気持ちを心に宿してくれる。

肌に感じる日差しが強くなってくる頃に向けて、はるか彼方(かなた)を旅する香りを手に入れる。そんな行いもすてきなはずだ。

ナイルの庭
オードトワレ ナチュラルスプレー

2003年発売の「地中海の庭」に続く、庭園フレグランスの2作目。不毛の地である砂漠の近くとは思えないほど、豊かな自然に恵まれたナイル川河口の庭園にインスパイア。きらめく水面に浮かぶロータス、風に乗って漂うジューシーなマンゴーの甘さ、エジプトを象徴するシカモアの大木の深遠な香り。フルーティグリーンの爽やかさにウッディのあたたかみを潜ませたみずみずしい香調は、ガールフレンドとシェアするのにもぴったりの1本だ。100㎖ ¥18,150/エルメスジャポン

Photo:Satoshi Yamaguchi Composition & Text:Atsuko Watanabe


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