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兒玉、原、鈴川。メンズノンノモデルを卒業する3人の心境と、これから。

「メンズノンノの長い歴史の中に
僕がいたことを覚えていてもらえたら」

 

兒玉太智
メンズノンノ卒業インタビュー

──卒業が決まった際の気持ちは。
メンズノンノモデルになって5年半にもなるので、タイミング的にはいつ卒業になってもおかしくないと思っていました。もちろん撮影に呼んでもらえたら一回一回、いいページにしたいという気持ちでいたんですけれど、やっぱり年齢もあるし今のメンズノンノのテイストを考えると僕は決してど真ん中じゃないから覚悟はしていました。そろそろ次のステップに行く時期かなと思ってはいたものの、いざそのときが来るとやっぱり寂しいですね。

 

──そもそものモデルになったきっかけは?
応募したのは21歳、まだ学生で、音楽をやりたいと思っていたけれどどうしたらいいかわからない状況でした。就職はしたくない、大学も辞めたい、でも親には言えない。どうにかしたいと悩んでいたときにメンズノンノモデルの募集を知って「これだ!」と思ったんです。実はその一年前にメンズノンノのヘアカタログ企画にカットモデルとして出たことがあって、そこで知り合ったスタッフさんに「応募してみたら」と言われて。そのときは何もしませんでしたが翌年には応募したのは、とにかく状況を変えたかったからに尽きますね。ただ僕は177cmしかなくて、180cm以上の人たちが集まる中ではどうしてもスタイル的に見劣りします。個性を出さないと受からないと思ったので髪を伸ばすことにして、それがよかったのかはわかりませんが合格しました。

 

──音楽をやりたいのに、まずモデルを志した理由は?
昔から、音楽をやりつつも映画などにも出たい気持ちがあったんです。メンズノンノモデルは俳優になる人も多かったので、その入り口としてモデルを目指すことに特に違和感はありませんでした。

 

──5年半の活動で印象に残っていることは?
三つあって、一つ目は初日の撮影に寝坊して一時間も遅れたこと。いきなり最初からやらかしてしまって本当に反省しています。二つ目は、「ユニバーサルプロダクツ」企画の撮影で、フィッティング段階では何人かモデルの候補者がいた中から選ばれたのがすごく嬉しかった。出来上がった写真も大好きで気に入っています。三つ目は、韓国や台湾を旅したLCCの取材。それが人生初の海外旅行で、メンズノンノモデルになったら海外に行くチャンスもあるだろうと事前にパスポートをつくっていたのが実現しました。…こうやって振り返ると、僕はメンズノンノを通して社会に出たんだなと実感しますね。音楽のコラムも書かせてもらって、人に読んでもらう文章の書き方を編集さんに教えてもらったり、それこそ挨拶の仕方、人との関わり方、先輩後輩の関係性、いろいろなことを学びました。メンズノンノは僕にとって学校みたいな場所でしたね。

 

──今後の活動は。
大きくは、音楽と役者になります。音楽のほうはロックバンドTHE TOKYOと、ソロのフォークシンガー“こだまたいち”としての活動をしながら、役者の仕事もしていきたいと思っています。いろいろな役柄に挑戦したいというよりも自分ならではの持ち味を生かせる作品に出演できたらいいなと。そのためには僕自身に魅力がないとダメだし、足りないことだらけですけれど。ミュージシャンとしては、いつか大人も子供も歌える国民的なヒット曲をつくり『紅白』に出るのが夢(笑)。どちらも本当にやりたいことだから諦めることなく頑張っていきます。

 

──仕事以外で今後、やってみたいことは?
役の仕事で染める人もいますけれどメンズノンノって基本、黒髪じゃないですか。僕自身、この黒髪に誇りと愛情を持っていたし「これがメンズノンノの栄光の黒髪だ!」なんて言っていましたが(笑)、もう卒業したので一度くらい金髪にしてみたいですね。

 

──最後に読者へメッセージを!
まずは今まで応援してくれて本当にありがとうございました。幸せな5年半だったことを胸を張ってお伝えしておきます。メンズノンノモデルには長い歴史があり今後も続いていきますが、その中の一人に兒玉太智という人間がいたことを覚えていてくれたら嬉しいです。卒業するからといって他の活動もやめるわけではありませんし、むしろここからがスタート。今後も応援してもらえればと思います、これからもよろしくお願いします!

 

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