伊勢丹新宿店メンズ館8周年!「GANRYU」(ガンリュウ)がブランド初の店内フロアショー開催
その中で、「GANRYU」(ガンリュウ)が、ブランド初の店内フロアショーを披露。
同ブランドが置かれる、2階“インターナショナル・クリエイターズ”フロアのギャルソン・メンズ集積型スペース「CORNER COMME DES GARCONS」(コーナー・コム デ ギャルソン)脇の回遊路が、即席のランウェイとなった。
デザイナーの丸龍文人(がんりゅうふみと)氏は1976年生れ。2004年に文化ファッション大学院大学を卒業後、パタンナーとして(株)コム デ ギャルソンに入社。
レディスの「JUNYA WATANABE COMME des GARCONS」を経て、2008年春夏から「ガンリュウ」の冠ブランドを任されている。
フロアショーのシーズンは、今売りの2011-12年秋冬。
メンズノンノ・モデルの柳俊太郎も、コム デ ギャルソン社内での展示会フロアショー( https://archive.mensnonno.jp/blog/chief/?p=5104 )に引き続き、モデルとして登場。
今すぐ使えそうなパッチワークシャツをはじめ、カウチンニットベスト、中綿入りダッフル、製品洗いジャケット、レタードセーター、ポップな配色のモヘアニットなどがフロアを闊歩した。
各々インパクトの強いトップスには、左右でカラーが違うスキニーパンツや左右のパターンを中央のジッパーでドッキングさせるサルエルパンツ、ハカマ型パンツ、ロング丈の巻きスカート、レギンス&ショートパンツなどが絡められ、異彩を放つ「ガンリュウ」のスタイルを形作っていた。
コレクションでひと際目立った、黄・緑・赤のマクミランタータンや、紺と緑を交差させたブラックウオッチ、さらにそれらを大胆にパッチワークで遊んだタータンチェックの重衣料シリーズはフィナーレに集中。
同柄の紙袋をアイコンとする伊勢丹へのオマージュなのか、館内の熱気と共振していた。
ちなみに、今回のリニューアルで、メンズ館3階は各ブランド固有のイメージ打ち出しスペースとしてのフロア構成を一変。
ブランド間の仕切りが取り払われ、什器とインテリアをフロアで統一。また、試着用の大きなラックや購入検討分を取り置くサイドテーブルを設置するなど、販売員と購入客ともにコーディネイト力と編集力を要求される構成になった。
この意識の高いコンセプトは、伊勢丹新宿店メンズ館全体にもあてはまるのだろう。
思い思いの好きなスタイルで、「GANRYU」(ガンリュウ)の2011-12年秋冬を楽しもう。
「粛々と、粛々と、ありがとうございます、今後とも、すみません」と、フロアショー後のコーナー付近で、サングラス姿で佇んでいた丸龍氏はコメント。
http://www.comme-des-garcons.com/
Text by Takafumi Hojoh