スタイリスト中兼英朗 無題

April 12,2012 12:07 PM

つい先日、ASEEDONCLOUDのルックブックの撮影に携わらせて頂きました。

デザイナーの玉井氏が幼少期に描いた絵本、”くもにのったたね” が由来のこのブランド、

むかしむかしに生まれた、必要最低限のワークウエアが、氏のフィルターを通して現代に、

性別を超えて無邪気にアレンジされた洋服達。

今回のテーマは “bokudougi”。『どこか遠い国の羊飼いの少年が、旅に出て成長する姿を表現したい』

と、玉井氏。普段好んでアコースティック音楽やファンタジー映画をたしなんでる僕の胸は弾みました。

撮影当日、晴れているのに雪が舞っているという不思議な天候。撮影には決して良い条件ではありません。

なにしろ寒い。

不安げな玉井氏をよそに、逆境こそ燃えてしまう僕とカメラマンの田邊剛氏。プレスの山田さんも

サングラス越しに目を光らす。撮影車両に積まれた温かいコーヒーやおにぎりもだんだん冷たくなってゆく。

田邊氏が用いたのは8×10の巨大カメラ。山頂の方から細かい雪とともに冷たい強風が。

奇跡の兄弟、フィリップとブレイダンの旅が始まります。

こんな二人。粗野な素材のニットやコートをガバッと着込むクラシックなスタイル。そんな彼らが旅の道中、

レイヤードされたコートの上からさらに、おばあちゃんの編みかけの寸足らずなニットを着てみたり。。。

おかあさんの膝掛けみたいなスカートを巻いてみたり。。

旅のためにこしらえた家族の着替えをハチャメチャにリュックに詰めて。。。

初めてした外泊、リュックから取り出した家族のパジャマ。これには笑った。ブレイダン(右)も苦笑い。

若干13歳の彼ら。過酷なロケ撮影で高機能なアウトドアのウエアを着た僕らなんかの何百倍もがんばってくれ

ました。本当に感謝しています。

納期が迫ってる中、半日で暗室にこもってベタプリントを仕上げた田邊剛氏もすごい。

 

大変な時代。何か重い物を背負って生きなければいけない時代。

そんな中で生活する少年と、想いを貫こうとする自分とを玉井氏は重ねたんだと思います。

時折飛び込んでくる鮮やかで元気なオレンジやグリーンの差し色が本当にきれいでした。

 

 

撮影スタッフの皆さん、お疲れさまでした!!

 

4月13日(金)まで渋谷のSUNDAY ISSUEで展示会を開催してるのでメディアの皆さん足を運んでみてくださいね。

 

 

 

 

 

 

スタイリスト
中兼英朗
東京都杉並区出身のスタイリスト。タバコと少しフィルターがかった世界が好き。
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それが問題だ!!
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